カシミヤ素材のセーターやマフラーは自分で洗濯できる?お手入れのポイントは?

      2017/07/29

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モンゴルのお土産でカシミヤは有名で人気です。
夏の観光シーズンに有名なカシミヤ専門店へ行くと、店内は観光客で賑わっています。

モンゴルのカシミヤ生産は、全世界の約6割(8900トン)を占めています。生産量は中国に次ぐ第2位。
国の重要な産業の一つで、その品質の良さは世界市場でも高く評価されています。

モンゴルのお土産にカシミヤのマフラーやセーターを買われた方もいるのではないでしょうか?

でも、カシミヤと聞くとこのようなことを考えたりしませんか?

 

「カシミヤって良いものだけど、クリーニングに出さないといけないでしょ?!」

「買った or もらったはいいけど、自分で洗えるの?」

「良いものだから長く使いたい」

 

私もそのようなことを思っていました。

カシミヤ素材は水洗いできる洗濯表示があれば、家で自分で洗うことができます。

質の良いものを長く使いたいならば、やっぱりお手入れは大切。手間もかかりますが、長く使うほど愛着も湧いてくるものです。

カシミヤ素材の洗濯方法やお手入れのポイントをまとめてみましたので、ご紹介します。

 

カシミヤとは?


photo by http://www.mongolia-travel-guide.com

カシミヤとは、カシミヤ山羊から採れる産毛のこと。

主な原産国は、中国・モンゴル・イラン・アフガニスタン。

 

繊維の宝石


photo by http://www.springair-textile.net

アジア大陸の寒暖の差が激しい内陸部の高地や山岳部地方で、夏は30℃以上の猛暑でもあり、冬は零下30度程度まで下がるような厳しい環境下でカシミヤ山羊は飼育されています。

冬の寒さから身を守るために体を覆う粗い毛の下に非常に細い産毛が生えます。この産毛を採取したものが原毛になります

原毛はカシミヤ山羊一頭から150g~200g程しか取れないうえに、加工の過程で残るのはわずか80g程度

マフラー1枚を作るのに約1頭分、セーターは2~3頭分、コートになると24頭分以上の原毛が必要とされます。

そのためカシミヤは、希少価値の高い素材であり繊維の宝石」と言われています。

 

カシミヤの特徴

保温性/保湿性/柔らかさ


photo by http://www.netprice.co.jp

カシミヤは、暖かさとしっとりとした優しい肌触りが特徴的です。

その秘密は、“繊維の細さ”にあります。

 

【繊維の太さの比較(繊維径直径の平均)】

  • カシミヤ:約14~16ミクロン
  • 上質羊毛:約19~20ミクロン
  • モヘア:約30~50ミクロン
  • 人間の毛髪:約40~50ミクロン

※1/1000mm=1ミクロン

LeCENT:カシミヤ素材の特徴より引用

比べてみるとわかるように、カシミヤは突出した細さなのがわかります。

よって、一本の糸に極細の繊維がギュッと束ねらるので、密度の濃い糸になります。

そのような糸で作られたカシミヤ製品は、たくさんの空気を含み、風を通しにくく熱を逃がさないためあたたかさを保つ」ことができます。

しっとりとした肌触り」のポイントは、カシミヤ表面のキューティクル構造にあります。

キューティクル同士の間隔が広く薄いので、空気中の水分をより多く含み、一定の水分を保つようにコントロールする役割を果たしています。

そして、カシミア繊維は細いだけでなく、羊毛の40%以上の伸縮率があるので、「しなやかさと滑らかな柔らかい肌触り」を兼ね備えています。

 

光沢感/ぬめりとツヤ


photo by http://eurotexbg.eu

カシミヤ素材には「上品な光沢感」があります。

なぜ光沢感があるかというと、繊維の表面は魚のウロコのようなキューティクルで覆われています。
そのウロコ状のキューティクルがきれいに重なりあってささくれが少ないために、フラットな状態で光をきれいに反射するからです。

更には、繊維の表面を覆っている天然油脂が独特な”ぬめり”とツヤ」を生み出しています。

カシミヤ繊維は、動物繊維の中でも特にきれいなキューティクルを保持しているそうです。

その反面とてもデリケートですので、丁寧に扱わないとキューティクルが剥がれ、パサつきの原因やツヤが失われます。人間の髪の毛と同じですね。

 

大切!日常のお手入れの仕方

着用後のブラッシング


phpto by http://hpplus.jp

カシミヤ素材の基本のお手入れはブラッシングです。

着用後は、静電気で余分な埃がついていたり、摩擦で繊維が毛羽立って絡みやすい状態になっています。

毛並みに沿って軽く、払うようにブラッシングをしてください。これが、カシミヤの輝きを保つコツです。

ブラシは、やわらかな天然繊維(馬毛や豚毛)のブラシをおススメします。

繊維は生きています。

「今日一日ありがとう!」と思いながらブラッシングしてあげてください。光沢が蘇ってきますよ!

 

できてしまった毛玉(ピリング)は?

生地の表面がこすれて繊維が毛羽立って、絡まり合って丸まったものが毛玉です。

何日間も毎日着用したり、摩擦が多い部分にはだんだんと毛玉が出てきます。湿度が高く摩擦が多いと毛玉はよりできやすくなります。

摩擦を少なくするためにも、セーターでしたら1日着たら2日くらいは休ませてあげてくださいね。

 

毛玉の取り方

手で引っ張ると繊維が毛羽立って、毛玉ができやすくなってしまいますので、一つずつハサミで切ってください。

赤ちゃん用の爪切りが以外と便利です。

先端が丸くなっているので、間違って生地を切ってしまうのを防げます。

もしくは、自然繊維の毛玉取りブラシで除去してください。

 

雨や雪の日の着用は避ける

寒い日に必要なカシミヤですが、雨や雪は大敵

雨や雪に濡れてしまうと繊維が膨張して毛並みが乱れ、濡れた部分だけ光沢が失われたり、シミや虫食いの原因にもなります。

雨や雪の日の着用はできるだけ避けた方が良いです。

濡れた場合は、水分を拭き取って、風通しの良い場所で陰干ししてください。乾いた後は専用ブラシで毛並みを整えてくださいね。

 

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カシミヤ素材の洗い方と干し方

洗濯時の注意点とポイント

icon-check-circle-o 水洗い可能か選択表示を確認する

海外の洗濯表示は見慣れない絵表示があったりします。
こちらの一覧表を参考にしてください。


出典:https://www.o-sentaku.net

 

icon-check-circle 洗剤はおしゃれ着用洗剤を使う

柔軟剤も使うと肌触りが良く、静電気防止になります。

 

icon-check-circle-o 水温は40℃以下。

洗剤が溶ければ、常温でも冷水でも問題ないです。
高温は縮みの原因になります。

 

icon-check-circle 他の物と一緒に洗わない。

短時間で必ず一枚づつ洗うようにしましょう。

 

icon-check-circle-o 洗濯機で洗う場合、お風呂の残り湯は使わない。

風合いの低下や縮みの原因を防ぐために、残り湯は使わないようにしましょう。

 

手洗いの場合


phptp by https://lee.hpplus.jp

 

1、シミや汚れがある時

洗う前におしゃれ着用洗剤の原液を少量なじませておく。

 

2、洗濯液を作る

洗濯桶や洗面器などに、40℃以下のぬるま湯を入れる。
おしゃれ着用洗剤を入れて軽く混ぜる。

 

3、手洗い(押し洗い)

10分程浸け置きをしてから、一枚ずつ軽く押し洗いする。

部分汚れは指で揉み洗いする。洗う時間は10分以内。

 

4、すすぎ洗い

一度すすいでから柔軟剤を入れて、洗剤の泡が切れるまで2~3回ほどすすいぎ洗いをする。

 

5、脱水

洗い終わったら一枚ずつ脱水をする。時間は1分程度。

手絞りは縮みの原因になるので

 

6、日陰で平干し

脱水後は型を整えて、日陰で平干しをする。

 

 

洗濯機で洗う場合

 

1、シミや汚れがある時

洗う前におしゃれ着用洗剤の原液を少量なじませておく。

 

2、手洗いコースを選択

機種によってドライコースやソフトコースなど。

脱水時間は1分程度。

 

3、洗濯ネットに入れる

衣類は裏返しにして、汚れの部分を外側にして畳み、サイズの合った洗濯ネットに入れます。

 

4、洗剤を入れる

 

5、脱水後

型を整えて、日陰で平干しをする。

 

干し方のポイント

 

  1. 脱水をしたら、4つ折りにして軽く叩いてシワを伸ばします。
  2. 型を整えます。
  3. 生地が伸びないよう、又黄ばみや色あせを防ぐためにも日陰で平干しをしてください。


出典:http://mykaji.kao.com/washing_guide/10010/

 

平干し台がなければ、ピンチハンガーや竿に二つ折りにして干します。


出典:http://mykaji.kao.com/washing_guide/10010/


出典:http://mykaji.kao.com/washing_guide/10010/

 

マフラーはM字干し。ハンガーを使ってもOK。


出典:http://mykaji.kao.com/washing_guide/10157/

 

icon-check-square-o 乾燥機は縮みの原因になるので使わないでください!

 

保管方法


photo by http://keywordsuggest.org

カシミヤ素材の保管の仕方はとても重要です。

心配な虫食いを防ぐためにも、保管する際のポイントを紹介します。

 

icon-check-circle-o  クリーニングはできるだけ控える。

繊維表面を覆う天然油脂が洗濯で洗い流されて、パサつきや風合いが少しずつ失われていきます。

シーズンを終えて必要あれば、クリーニング屋さんを利用してください。

 

icon-check-circle 虫食いの原因は、汗やファンデーションの汚れ

収納前には、必ず洗濯をして汚れを落とし、しっかりと乾燥させます。

 

icon-check-circle-o 湿気は大敵

湿気はカビや汚れや折り目が残る原因にもなります。しっかりと陰干しをして湿気を飛ばしましょう。

クリーニング返却時の袋は外してください。

風通しの良い場所やクローゼットでしたら乾燥材を使用してください。

 

icon-check-circle 防虫剤は一番上に置く

防虫剤は、空気より重く上から下の方に行き渡りますので、一番上に置いてください。

 

まとめ

自分でもお手入れできることを知ると、今まで使っていたマフラーやセーターに対してますます愛着が湧いてきそうですね。

 

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