料理に愛を込めて♡

皆さん、こんにちは!
今回もモンゴル在住歴20年の絵本作家・画家MARIさんのコラムをお届けします♪
▼MARIさん紹介記事はこちら▼
【モンゴル在住歴20年】日本人絵本作家・画家として活躍するMARIさん
日本とモンゴルの習慣の違い「お弁当」
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モンゴルではお弁当を作る習慣はありません。
モンゴルに移り住んだ20年前はお弁当箱も売っていませんでした。
お弁当を作るのに具も限られていて、当時はお米も石を取り除く作業からはじめました。
野菜も種類が少なく、切った肉は売っていなかったのでハンバーグを作るのも大仕事でした!
今ではスーパーができて輸入品が多くなり、綺麗なお米や野菜の種類も増えてとても助かっています。
おにぎりや海苔巻きの具材もウランバートルで手に入るようになったので、ここで売っている具を使って作ります。
モンゴルは海がないので、日本のように新鮮なお魚は手に入りにくいですが、ツナ缶など週に一回ぐらい買ってサンドイッチなどを作ります。
モンゴルの主食はお肉ですが我が家では野菜が多く、モンゴルで生まれ育った子供達ですがお肉より野菜があっているようです。
モンゴルの子供たちも喜ぶキャラ弁
娘がお友達を家によく呼ぶので、いろんなキャラクターのキャラ弁を作ったりもします。日本のアニメはモンゴルでも人気があるので、アニメのキャラ弁はとても喜ばれます。
我が家を訪れた人が日本の文化や伝統料理などを通して、楽しみ和んでもらえたらと願いながら作っています。
ゲル地区の保育園へおにぎりを
ゲル地区にある保育園へも絵本や折り紙と一緒に、 動物のおにぎりを持って行ったことがあります。とても喜ばれて日本のおにぎりを通して笑顔が見れて嬉しかったです。
※ゲル地区とは…遊牧民が首都のウランバートルに移住して、同市周辺に形成されたテント(ゲル)や簡易的な家の居住区。インフラ整備されておらず生活環境等様々な課題がある。
日本にはいいところがいっぱいありますね。ご飯や教育、子供達にも伝えていきたいと思います。
作りたてが一番!モンゴル料理
モンゴル料理には羊肉や牛肉がよく使われます。
伝統料理で一番の主役はボーズです。(※ボーズとは、ひき肉を小麦粉の皮で包み蒸した料理)
旧正月にも作られる代表的な料理ですが、お弁当には向きません。やっぱり熱々の作りたてが一番美味しいです。
モンゴルのお正月は家族総出でボーズ作りをするのが恒例です。我が家でも家族みんなでボーズ作りをします。
ボーズを小さくした バンシーという料理はスープにしたりします。
また、ボーズが平べったくなって揚げて作る ホーシュールという料理は、お弁当にも向いています。
モンゴルの方も袋やタッパに入れてお昼ご飯にすることがあります。
食堂やレストランを利用するビジネスマンも多いですが、最近ではお弁当を持参する人を見かけるようになりました。
まとめ
どんな食事も心を込めて作ればご馳走になります。
まず身体に良くて合うものが一番です。
これからも絵本や食事を通して、 日本とモンゴルの良いところを伝えていけたら 嬉しいです。
ご縁に感謝を込めて…。
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