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モンゴルの冬と貧富の差

 
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今回もウランバートル在住の日本人絵本作家・画家として活躍しているMARIさんからコラムをお届けします。

▼MARIさんについてはこちらの記事でご紹介しています▼

【モンゴル在住歴20年】日本人絵本作家・画家として活躍するMARIさん

 

モンゴルの冬はマイナス40度以下の厳しい寒さ

モンゴルの冬は寒く、真冬になると田舎の方ではマイナス40度以下の県もあり、首都ウランバートルでもマイナス30度前後になります。

道がカチカチに凍って滑るので足元に注意をして歩かないといけません。寒い時期に海外からモンゴルへ来ると、寒さで鼓膜を痛めることがありますので気をつけなければいけません。

ウランバートルの住宅街では、普通は壁に鉄パールというパイプのようなものが壁に設置されていているので部屋は温かくなっていますが、ゲル地区の方では、田舎の方と同じで、水道もなかったり、電気も冬のための設備もない場所もあり、火を焚いて暖をとっている家もあります。そのため、小さな子がいる家はやけどなどに気を配らないといけません。日本ではガスがよく使われますが、ウランバートルでは普通はガスはほとんど使われず、電気が使用されています。

 

ウランバートルでの貧富の差

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ウランバートルの中での貧富の差はとても激しいです

街中を歩いている時、まだ小さな子供やお年寄りが物乞いをしている姿を見る事もあります。時々そのようにしているおばあさんと食堂へ行き、あたたかい食事を用意してもらったりすることもありますが、誰にでも…というわけにはいきません。

時には強盗や暴力を振る人もいますので気をつけないといけない事もあります。小さな子供だからと油断していたら、カバンを切られて財布をとられたこともありました。「まだまだ治安が安定していない」状況だということでもあります。

ウランバートルには裕福な方々が住む地域もあります。そこは日本の高級マンションとよく似た豪邸が立ち並び、セキュリティもしっかりしていて、運転手、お手伝いさん、コックさんつきの家庭もあります。

一方、都市郊外の方にはゲル地区という場所があり、電気も通っておらず、水道もなく、火を焚いて食事を作る家庭も多くあります。

ウランバートルでは中間ぐらいの生活をしている人が多く、子供たちは公立保育園や少し余裕があれば、少し良心的な値段の私立の保育園に通います。

私は絵や絵本の仕事でお付き合いのある裕福な保育園と、生活の厳しい保育園と両方を見てきましたが、あまりの違いにめまいがしそうになりました。

 

富裕層の子供たちが通う保育園

裕福な保育園はインターナショナル系でバレエ教室、絵の教室、ピアノの教室、英語の教室、お昼寝の部屋、本の部屋、休憩室など部屋がいっぱいあり、コンピュータ使用しながら学んでいます。

使っている絵本を見ると、ペンで触ると絵本から声が出てロボットのように答える、といった高価なもの。食事は栄養バランスを研究された安全な材料で、おかずの種類も多くレストランのようなメニューでした。

オンラインもしっかりしていて、園児さんたちのそれぞれの才能を伸ばすための教育が充実しています。そういった子供たちのための整った環境を見て「全ての子供達がこんな風に恵まれた環境で学べる未来になったらステキだろうなあ」と思いました。

園内はとても広く、方向音痴の私は一度玄関に行こうとして迷ってしまったことがありました(汗)

私の制作した絵本を読んでくれている時の園児さん達の姿はとても愛らしく、大きくなってから優しい思いやりのある大人に成長してくれたら嬉しいです。

 

ゲル地区の保育園

一方、ゲル地区の保育園は水道もないので、大きな入れ物に入った水を大事に使いながら一品か二品の食事を作ります。周囲に大きなスーパーはなく、都心から離れているため本屋さんや、おしゃれなデパートもなく、不便なことが多いように見えました。

仕事が見つからないご家庭もあり、食事も充分とはいえず「一斤のパンを隣の家庭とお金を出し合って買って、半分ずつ分ける家もある」と知り合いの人からお聞きした事もあります。そんな中でも園児ちゃんたちは保育園で一生懸命学び、良い先生のもと笑顔で生活していました。

絵本を持っていくと「大好き♡」と言って、ぎゅーと抱きしめてくれる子もいました。クリスマスの時期に私がプレゼントを持って保育園を訪れたとき、園児たちが元気いっぱいに歌を唄って迎えてくれたことがあり、とても感動したことを今も鮮明に覚えています。

小さなものでも大きな喜びで受け止めてくれる愛らしい心は、何にも変えられないほどキラキラと輝いて見えました。

私がお友達になったエンヒトヤ先生は、とても良心的で正義感のつよい方で、保育園がない地域のために、仕事に行けない両親の事を考えて「アムガラン保育園」を設立された方です。とても優しく接していただき、お会いしてすぐ好きになりました。 帰るときはハグしあい、心を通わせることができたことに感謝しております。

 

小さな頃に苦労した子は大人になった時その分幸せになる

裕福でもそうでなくても、どんな環境の中でも心が綺麗でまっすぐに育つことができたら「未来は明るいものとなる」と信じています。

裕福ならそれなりに周囲の人々のために出来ることがありますし、貧しくても才能を伸ばすために人の何倍も努力し、将来大きな事を成し遂げられるかもしれません。どちらにしても、子供達には周囲に思いやりを持って成長して欲しいと思っています。

「小さな頃の苦労は買ってでもしろ」というように、モンゴルでも「小さな頃に苦労した子は大人になった時その分幸せになる」という言葉があります。

どんな状況の中からでも思いやりを持って成長し、平和な世界を築いていくための温かな希望を掴んでほしいという祈りを込めて、私は絵本制作をしています。

絵や絵本を通して多くの暖かな笑顔に繋がれたら…と願いつつ。可愛い笑顔を皆さまに和んでいただけますと嬉しいです。

ご縁に感謝を込めて。

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